令和4年1月 新年によせて

 新年明けましておめでとうございます。組合員、ご家族の皆様には、大きな夢と共に迎えられたことと、お喜び申し上げます。

 さて、昨年、誰もが新型コロナウイルス感染を警戒し不安な一年を過ごしました。当組合関係者では、細心の警戒心により感染者も最小限に抑えられ、安堵した一年でありました。

 又、令和三年度も労働組合として、組織拡大による強化を図り、適正賃金確保・労働条件を改善する等、魅力ある業界にするための運動方針・目標を掲げて運動する予定でありました。しかし、コロナ感染拡大を考慮して延期・中止・縮小等、各種の判断に明け暮れる日々となり、支部運営においても大変苦労された事と存じます。この様な状況にもかかわらず、組合員一人一人とご家族のご協力、ご理解を頂き、建設国保の予算獲得に向けた要請葉書運動、各種アンケート等、一年間無事に経過出来た事を心から感謝申し上げます。

 助け合いの制度は、組合にとって必要不可欠とされる基本的な考え方であります。今後も、建設国保・各種共済の給付金を維持出来るよう先行きの展望に、充分な話し合いの時間が必要と存じます。

 今年度、山形県木造建築伝承の匠表彰を、今井良弘さん(立川支部)が受賞されました。おめでとうございます。一方、鶴岡市卓越技能者表彰制度には、応募者がいない大変残念な状況で御座います。各支部・分会から、「伝承の匠」「卓越技能者」各表彰の適任者をご紹介頂く事、全国青年技能競技大会に出場する為の講習会に参加する青年部の皆さんが増える事、伝統工法の技術伝承を行っている、「大工塾」に参加される若手大工の皆さんが増える事を熱望致します。

 結びに、今年も少しずつでも前進し、組合員、ご家族の皆様が健康で明るい一年になります様心より御祈念を申し上げ、年頭の御挨拶と致します。

建労新聞 第126号 令和4年1月1日より